仏壇と言うものには色々な種類があるんです

■  仏壇と言うと、今は祀っている家自体が少ないのかもしれませんが、この仏壇と言うものには色々な種類があるんです。
 例えば、金仏壇。仏壇の中では最も高価なものだと言えます。杉や松を素材に使い、それに漆を用いて黒に塗るのです。その上に蒔絵、金箔が施されることで金仏壇となります。このタイプには、あまり小さいサイズのものは見かけませんね。大きめの仏壇は困ると言うご家庭では金仏壇は難しいかもしれません。また、同じ金仏壇でも漆塗りの回数や金箔をどれだけ使っているかなどによって価格はかなり違って来ます。  この仏壇を祀る宗派としては、浄土真宗。地域としては関東ではあまり見かけないかもしれません。

■それから、唐木仏壇。本来は中国から輸入される紫檀、黒檀、鉄刀木(たがやさん)などの木材のことを唐木と言うのですが、今では輸入先は主に東南アジアに変わって来ているみたいですね。
 本来、と言えば、唐というのは中国の古い呼び方ですから、そこ以外の素材を用いたものを唐木仏壇と呼ぶのはおかしいと言えばおかしいのです。しかし、木の風合いが色濃く出ているというところから、日本の木材などを用いても唐木仏壇と呼ぶのが現状です。  正式に表現するならば、日本の木材(桑、ケヤキ、縞柿、栃、桜などなど)を使用した仏壇のことは銘木仏壇と呼ぶべきなのでしょうけども。
 このタイプの仏壇を祀る宗派は多く、真言宗、浄土宗、日蓮宗、天台宗、臨済宗、曹洞宗、時宗などが用います。地域としては、関東ではあまり見かけないかもしれません。

地域で異なる特性

■この唐木仏壇と宗派や地域を同じにする上置仏壇なるものも存在します。これは、名前からも推察出来るかもしれませんが、かなり小柄なタイプのものでスペースをあまりとりません。また、フローリングの床に似た材質や色合いの木材を用いることが多い為か、洋風の部屋に仏壇をと言う方が選ぶことも多いみたいですね。
 基本的には価格も抑えられていますが、デザイン次第では高価になるものもあり、価格帯がかなり広い仏壇でもあります。
 宗派だけを唐木仏壇と同じくするのが関東型仏壇。別名、野州仏壇とも呼びます。その名の通り、北関東に多いとされるタイプの仏壇。通称として、タンス型仏壇、つくりつけ仏壇とも言われるように物入れなどと一体になっている非常に合理的な仏壇です。
 ちなみに、仏壇内に入れるべきでないものが存在します。それが、写真やお札、お守りといったもの。写真は仏壇に飾っていらっしゃる方が多いと思いますが、本来は入れるべきではないのですね。